再生申立に至った事情008/男性

申立人 ○○ ○○

借入状況及び当時の生活状況

1. 平成20年1月に、これまで賃貸マンションでの生活から分譲新築マンションを購入し、新たな生活をスタートさせました。マンションは自己資金ほぼ0円で、35年ローン、2,900万円を武蔵野銀行(保証会社:ぶぎん保証)より借り入れました。弁済額は毎月約8万円+ボーナス支払い約10万×2回、これに毎月管理費が毎月約2.5万であり、毎月の弁済は賃貸時代とほぼ同額でしたので、問題無いだろうと考えておりました。また、当時、妻は無職でパート等もしておりませんでしたので、金銭的な面で苦しくなれば、いざとなれば妻にも仕事に出てもらおうと思っておりましたし、お互いその様な話をしておりました。

2. 平成20年3月、当時は電車で通勤をしていましたので、定期券を購入することになり、その支払いのためにビューカードを作成しました。リボ払いで月々の弁済額は5千円に設定しましたので、楽に支払えるだろうと思っておりました。そしてその後は生活用品購入の決済で頻繁に利用するようになりました。

3. 平成20年6月みずほ銀行でローンを利用し始め、その後平成20年9月には限度額が多ければ金利も安くなることに着目して、三井住友ゴールドカードを申し込みました。当初は100万の限度額でした。支払いは全て定額にしていましたし、請求明細書はWebでの閲覧にしていましたので、いったい何に幾ら使用したのか殆ど確認するもともありませんでした。限度額が大きいということもあり、余裕を振り撒いていたと思います。そのうち、ダイレクトメールで限度額引き上げの勧誘が届きました。「恐らく限度額が近いのだ」と思いつつも150万まで引き上げてしまいました。それでもその当時、支払いは何とか出来ておりました。

4. 平成22年3月、武蔵野銀行のカードローンを限度額200万で契約致しました。住宅ローンを契約していると金利が有利とダイレクトメールが届いたものに飛びついたと記憶しています。この時期から「返済のための借入」をするようになってゆきました。

5. 平成23年5月、三菱東京UFJ銀行に於いて更なるカードローンを契約してしまいました。前月より次女が幼稚園に通うようになると、毎月約3万の保育料が必要となってきました。預貯金はほとんど無く、給与が増えない状況で、安易にカードローンに頼るようになっておりました。

6. 平成23年7月、故障したパソコンの買い替えのためジャックスを利用致しました。

7. 平成24年頃、妻が統合失調症となり、入院することとなりました。1カ月ほどの入院でしたが、入院費もさることながら、退院後の投薬料が毎月約1万弱となり、更に生活が苦しくなっていきました。生活が苦しくなったら妻にも働いてもらう予定でおりましたが、妻は精神身体障害者2級の認定となり、期待していた妻の収入は完全に断たれることになりました

8. 平成24年6月、故障した車の買い替えで○○○を購入し、アプラスを利用致しました。この頃から自分の仕事と共に、妻に代わって次女の幼稚園の送り迎えや長女の小学校の○○○の役員を代行するようになり、ストレスが溜まっている状態でした。そして車が故障した際、その鬱憤を晴らすように高額な○○○を購入してしまい、火に油を注ぐ行為をしてしまいました。不安定な精神状態であったことは言い訳にもなりませんが、今では反省しております。

9. 平成25年5月、ゴールドポイントマーケティングでカードを作成し、生活費や返済に充てました。毎月の給与は返済の為に消え、不足分は新たな借り入れで補う生活に不安だけが大きくなっていく状態であり、自分のしている事の大きさに恐ろしさを感じ始めました。

平成25年8月、司法書士に債務整理の相談を致しました。その後、負債額を調査したところ任意返済が厳しい状況とわかり、妻の病気や、幼い子供たちを育て上げねばならない責任を何とか果たしたく、本件申し立てをするに至りました。

現在の生活状況及び心境

債権者の方々には多大なご迷惑をお掛けしてしまい、心からお詫び申し上げます。二度とこの様な事が無いように自分自身の責任を自覚し、また、その事を忘れる事無く精進して参ります。改めてお詫び申し上げますとともに、何卒、よろしくお願い申し上げます。

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