破産申立に至った事情005/女性

申立人 ○○ ○○

一、学歴

昭和62年 3月○○○県○○○市立○○中学校 卒業
平成 2年 3月○○○県立○○高等学校○○科 卒業
平成 4年 4月私立○○大学○○○○部○○○○○○コース 入学
平成 6年 4月私立○○大学○○部 編入学
平成 8年 3月私立○○大学○○部 卒業

二、職歴

平成 8年 4月○○○○○○○○○○○○○○○○○○○株式会社 正社員勤務
月給約18万(ボーナス夏・冬合計約50万)
平成10年 1月退職
平成10年 2月○○○○○○○○○○○株式会社 正社員勤務
月給約15万(ボーナス夏・冬合計約60万)
平成11年10月退職
平成11年11月○○○○○○○株式会社○○センター パートタイム勤務
月給約12万(ボーナス夏・冬合計約30万)
平成15年 3月退職
平成19年 2月株式会社○○○ ○○○○○○○○店 パートタイム勤務
月給約8万(ボーナスなし)
平成21年 2月退職
平成21年 3月○○○○○○○○○○○○○○○○株式会社派遣登録
株式会社○○○○ 派遣社員勤務
月給約12万(ボーナスなし)
現在に至る

三、結婚、離婚暦

平成11年 2月○○○○と婚姻する
離婚暦はなし
現在に至る。

四、親族の援助等

両親は他界しているため、援助等はなく、生前も平成10年にバブル崩壊後の事業の悪化の影響等で、父親の経営していた洋服店の破産と母親がその連帯債務者になっていた等のことがあり、相続放棄を行い相続した財産等もいっさいありませんでした。 主人方の養父は平成14年に他界しており、現在は養母ひとり暮らしで、お金の援助は断られました。

五、借入状況及び当時の生活状況

1. 平成8年6月頃、株式会社三菱東京UFJ銀行(代位弁済者:アコム株式会社)より当初約1万円を借入し、生活費に充てました。当時働いていた会社に入社した際に会社に銀行の方がいらして、新入社員全員に口座開設を行っていただいたとき“もしもの時につけておくと”といったような感じで簡単につけてしまいました。使い始めは、手持ちのお金が不足したときにお給料やボーナスで返せばよいと言ったような、軽い気持ちで使い始めてしまったのが始まりだと思います。また遠距離で交際していたため、2,3か月に1回会うと新幹線代、宿泊費等何かとお金がかかっていたように思います。両親が破産し、自宅を手放した際等にも頻繁に使用したかと思います。

2. 平成14年10月頃、株式会社セディナより当初約1万5,000円を借入し、生活費に充てました。手持ちのお金が不足したときに軽い気持ちで利用してしまったのだと思います。

3. 平成19年7月頃、三井住友銀行株式会社より当初約1万円を借入し、生活費と返済に充てました。他のカードでは返しきれなくなったような頃に使用し始めたローンです。借りては返しの繰り返しでした。

4. 平成19年10月頃、株式会社UCSより当初約10万円を借入し、生活費に充てました。平成17年4月に夫が突然の転勤となり、東京勤務となったため、○○○県○○市に引越ししました。私の母が家業の破産のことから父とは別れ、公団でひとり暮らしをしていたため、同居することとなりました。この引越しで貯蓄も底をつき、家計がバランスを崩した感じだったように思います。貯蓄がない状態だったため、急な出費で家計の圧迫があると、ボーナス前等一回払いで使用したりしていました。そこから返済による家計への圧迫が始まってきていたと思います。平成19年8月、母が突然に悪性の癌が発見され、余命4ヶ月と宣言されてしまいました。それから仕事と通院の日々が始まり、同年11月末に60歳で他界しました。その頃さらに家計のバランスを崩していたように思います。

5. 平成21年4月頃、株式会社エポスカードより当初約20万円を借入し、返済と生活費に充てました。エポスも始めは1回払い利用のみでした。リボ払いで頻繁になったのは平成20年以降だったかとおもいます。ただ、母が他界した平成19年頃から、買い物はほとんどカード決済を行っていたのでショッピング枠も増えていったかと思います。

6. 平成21年5月頃、株式会社クレディセゾンより当初約10万円を借入し、生活費と返済に充てました。こちらも始めは1回払い利用のみでした。ショッピング枠は主に月々の生活費のカード決済で、平成22年に入った頃からキャッシングの返済に苦しくなり、ショッピングでも後からリボに変更等行ったり分割払いを利用したりして、金額が大きくなっていったと思います。

7. 平成21年7月頃、株式会社アットローン(代位弁済者:プロミス株式会社)より当初約35万円を借入し、生活費と返済に充てました。始めは念のためか、できればそれまでのキャッシングを一本化して等考え作成しました。結局、返済のために使用してしまい、借りては返しの繰り返しでした。

8. 平成22年5月頃、株式会社ジェーシービーから当初約8,400円を借入し、生活費と返済に充てました。携帯電話支払い等の生活費や普段の買い物等に利用していたカードです。平成21年に、賃貸に出していた○○のマンションが売れ、マンションの買い替えをおこなったため、引越しによるいろいろな出費や、子供の入学等が重なりました。そのときに発生した子供の入学準備道具、引越し関係の出費、その頃の帰省などこのカードで支払いしていたかと思います。

この頃になるともうどうしていいのかわからなくなり、疲労困ぱいしてしまいました。再起を期すべく、平成22年6月頃、司法書士に債務整理を依頼し、負債総額を調査したところ、任意返済が厳しい状態とわかり、将来の生活設計を考慮した結果、本件申立てをするに至りました。

六、現在の生活状況及び心境

仕事と家事の両立で時間は限られていますが、できる限り家計を把握し、買ったものを常に把握し、無駄な出費を抑えるように努力しています。現金で生活することの大切さ、カード払いの怖さを痛感しております。これまでいろいろな出来事があり、落ち着く感じが全くなく、家計もふりまわされていました。現在は、精神的に落ちつきを取り戻し、家計もようやく落ち着いてきました。各債権者の方には、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。十分反省し、二度とこのようなことがないようにいたします。よろしくお願いいたします。

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