債務整理コラム
幽霊は見えないから怖い 〜借金解決の本当のスガタ〜
みなさまは幽霊を見たことがありますか。幽霊というのは怖いものです。たとえば映画の「呪怨」。呪われた家に入ると不気味な幽霊が問答無用で襲ってきます。怖いですね。しかしあのような不気味なお化けが、さんさんと太陽のふりそそぐ、南国のビーチにいたとしたらどうでしょう。怖いどころか、滑稽でさえあります。
このような話もあります。江戸時代には刀ではねられた罪人の首を、街の辻々に置いて見世物にする「さらし首」がありました。これは犯罪の抑止のみならず、武家社会であった徳川幕府として、武士や武家の子どもの肝を練るための意味合いもあったようです。
当時は電気などなかったわけですから、夜の柳がサワサワ揺れる中、提灯を一つぶら下げて道を歩かねばなりませんでした。近くに住む人は、夕暮れも夜もその場を通らねばならないのですから、否が応でも不気味なさらし首に慣れねばなりません。しかしこれも先の「呪怨」と同様、昼日中であればやっぱりそう不気味でもなかったのでしょう。
人間には恐怖心があります。これは別にさらし首や呪怨のお化けが発するものではなく、それを見た側が自分の精神の内側からわきおこってくる感情です。そして借金に関しても実はこれと同じことがいえるのではないでしょうか。
借金は金利が嵩みます。毎月こつこつと借金を返済していた債務者が、あるとき何らかの事情で返済ができなくなったとしましょう。その債務者が、もし毎月の返済を含めてギリギリで生活していた場合、次の返済日の金利は前回よりもますます増えてゆくわけです。当然返済はできません。ましてやそのようなことが二度三度と繰り返されれば、後はもう借金は雪だるま式に増え、やがては金利のことを考えるだけでうんざりしてくることでしょう。また同時に借金から顔を背けてしばらくすると、今度はサラ金などの債権者や債権回収業者から電話や取立が始まります。そうなればもう、後は泥沼。債務者としては居留守を使って逃げまわり、現実からも顔を背け、もう借金のことなど考えたくもないという段階に陥ってしまうはずです。
この姿、何かに似ていると思いませんか。そう。お化けが出る屋敷の中で、部屋の片隅で頭を抱えている姿にそっくりではないでしょうか。しかも映画だとこういう人たちは必ずお化けに襲われてしまいますね。
現実も同じです。
借金を抱えると、債務者にとっては実はもう一つ、お化けが現れます。「債務整理をして借金をなくしたい。でも、それをやってしまうとどんな恐ろしい未来になってしまうのだろう」という不安です。
この考えにとらわれると、ストレスは極限に達します。後ろからは迫り来る借金取りと金利のお化け。逃げ込みたいと思いつつも閉じている目前の扉の向こうには債務整理のお化け。この板挟み状態は債務者にとって、耐え難い苦痛となるはずです。
しかし、最初のお話を思い出してみてください。「呪怨」の不気味な幽霊だって、薄暗いいわくつきの家で出るから怖いのです。さんさんと太陽がふりそそぐビーチで、みんなに囲まれていたら、単なるパーティの仮装衣装にしか見えません。
債務整理も同じです。インターネットで検索をすれば債務整理について細かい情報はいくらでも転がっています。しかし知れば知るほど恐怖にとらわれ、その後の生活が「呪怨の家」のように薄暗いものに感じられているのではないでしょうか。
そういうときは正体をしっかりと見極めることです。そのために当所が設置しているものが無料相談のフリーダイヤルであり、また無料の問い合わせフォームなのです。債務整理のデメリットという恐怖が自分の内側で大きく膨らんできたときには、思い切って当所に電話してみましょう。債務整理という不安の根源を扱う当所に「だいじょうぶなの?」と聞いてみるのはすごく大事なことです。
幽霊の正体は、ざわざわ揺れる柳であったと気づけば、その瞬間に「なあんだ」と胸をなでおろすことができます。債務整理もそれと同じ。「なあんだ」と思えば、後は思い切って扉を開けば、あなたを追い回す「借金の家」から澄んだ青空が広がる外へと出てくることができるのです。